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きもの鑑定室
絵島銘仙
鑑定依頼
(徳島県 KS様)
未使用の反物で、絵島銘仙と文庫に書いてある物をみつけました。木綿のようにも見受けられますが、どの様な価値があるものか、鑑定をお願いします。
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鑑定結果
この反物に関して、伊勢崎の組合にも問い合わせてみましたが、関東銘仙連盟の製品では無いようです。先ず、銘仙は正絹で、絣も「くくり絣」「ほぐし絣」ですので、これは絣に見える加工品であるようです。
包んでありました、京都の紅屋文庫店も問い合わせでは、現存していないようです。

昭和30年代は、銘仙の末期であり、銘仙産地では、ウール製品が台頭してきた混乱期であります。推測ですが、木綿を扱い慣れていた浜松で作られた両面加工の絣に見える加工絣ではなかろうかと思われます。通常、品物は産地から集産地問屋を経て小売、百貨店等の店頭に出るものですが、紅屋文庫店は、京都の問屋街で各問屋の文庫を作っていた店で、ここが、絵島銘仙と名付けて販売したものと考えられます。

文庫の裏には、ぬりえが付いていました。大量に売れた時代だからこそ、このような、子供向けサービスが付けられたのでしょう。正確なお答えが出来ず、推測になり申し訳ありません。

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(加藤)